京都府八幡市と久御山町の境界の木津川に架かる上津屋橋。「流れ橋」というのは特定の橋を指す呼び名ではないんですが、関西で流れ橋といえば、この橋のことといっても過言ではないほど有名です。
昭和28年に完成した上津屋橋はこれまで20回流されているんですけど、先日の台風11号による増水のため、21回目の流失ということになってしまいました。
しかもここ最近では2011年から4年連続流れているんです。
で、13日にどんな様子なのか見に行ってきました。
ここは電車で来るには不便なんですねえ。。。
JR城陽駅から歩いて行こうと思ってたけど、タクシーを発見したのでここまで乗ってきました。
すでに変わり果てた姿が・・・
木津川の水位はだいぶ下がってきてるみたい。
しかし凄い状態になっとるなあ。。。
当然ながら、橋に向かうアプローチには全面通行止となってました。
なので右側の道から近づいてみることに。
あらら・・・これはひどい。
橋脚に引っかかってる漂着物の高さからすると、やはり完全に橋を飲み込んで橋桁が流されたことがよくわかります。
ちなみに通常の状態はこんな感じです↓
[2008年4月撮影]
水位が全然違いますね!これが通常だとするとまだだいぶ水位が高い状態です。
まあ、橋桁が流れることによって水圧を分散して橋脚がなんとか立っていられるとはいうものの、実際に見るとびっくりです。
流された橋桁はというと
橋桁は下流まで流れてしまわないようにワイヤーで接続しているので、なんとか繋がっている状態でした。
見るも無残な姿に。。。
[2008年4月撮影]
このように太いワイヤーで橋桁どうしを繋いでいるんです。
[2008年4月撮影]
こっちのほうがわかりやすいかな。
この辺りは橋脚も木を使っていました。普段は中洲状態で水が流れることもないんでしょうね。
普段も川の流れがある手前の橋脚はコンクリート製になってます。
しかし、この橋を全て覆い尽くすくらいまで増水してたとは・・・
自然の猛威をまざまざと見せつけられた気がします。
去年9月に台風による増水で流されて、この4月にやっと復旧したとこやのに、またしばらく通行できない状態が続きそうです。
今年復旧するのに約3600万円もかかっており、それがたった3ヶ月ちょっとでまた流されてしまった状況に、京都府の山田知事が検討委員会を設けて橋の構造を見直す考えを示しているそうです。
もしかしたらこの流れ橋の姿がなくなってしまうのかもしれません。
今後どういう方針になるのか見守っていきたいと思います。
流れ橋は過去記事にもあります。
→流れ橋
流れ橋がまた流れた
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